8月下旬になっても全国的に猛暑が続いていて、観測史上最も暑かった昨年を超える勢いです。
原因としては、高気圧が2つ重なっていることや偏西風の北上、海面水温の上昇、そして地球温暖化が複合的に影響しています。この暑さは、9月以降も続く見込みのようです。
この記事では続く猛暑要因や影響と今後の見通しとその対策を徹底解説します。
猛暑とは?

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猛暑とは、日中の最高気温が35度以上に達する日を指します。
近年、地球温暖化の影響で猛暑日の頻度が増加しており、健康や生活に深刻な影響を及ぼしています。
真夏日は、最高気温が30度以上の日を指します。真夏日も猛暑日と同様に、地球温暖化の影響で増加傾向にあり、特に都市部ではヒートアイランド現象がその影響を強めています。
夏日は、最高気温が25度以上の日を指します。夏日は比較的過ごしやすい気温ですが、湿度が高い場合は不快感が増し、熱中症のリスクも高まります。
- 猛暑の定義
- 猛暑の原因
- 気象条件の影響
- 健康への影響
- 生活への影響
- 今後の見通し
猛暑の原因
地球温暖化は、温室効果ガスの増加によって引き起こされ、地球全体の気温が上昇しています。地球の温度が上昇し、異常気象が頻発するようになっています。
太平洋高気圧の勢力が強まると、日本列島に暖かい空気が流れ込みやすくなります。これにより、夏季には猛暑日が増加し、気温が35度を超える日が続くことがあります。
特に2024年の夏は、太平洋高気圧の影響で記録的な暑さが観測されています。

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偏西風が北に蛇行することで、日本列島が暖かい空気に覆われやすくなります。偏西風の蛇行は、地球温暖化の影響で頻繁に発生するようになっています。
海洋熱波は、海面水温の上昇によって引き起こされます。海水温が上昇すると、その熱が大気に伝わり、気温が上昇します。
エルニーニョ現象は、南米ペルー沖の海面水温が平常時より高くなる現象で、地球全体の大気温度を上昇させることがあります。エルニーニョ現象が発生すると、世界各地で異常気象が頻発し、日本でも猛暑が続くことがあります。
気象条件の影響
太平洋高気圧が強まると、日本列島は広範囲にわたって晴天が続きます。この高気圧は南からの暖かい空気を運び込み、気温を急上昇させます。特に夏季には、35℃を超える猛暑日が頻発し、夜間も気温が下がらず熱帯夜が続くことが多くなります。
太平洋高気圧の縁を沿うように湿った空気が流れ込むと、気温がさらに上昇しやすくなります。この湿った空気は日本列島に多湿な環境をもたらし、蒸し暑さを感じさせます。
湿度が高いと体感温度も上がり、熱中症のリスクが増大します。

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ダブル高気圧の現象が発生すると、二つの高気圧が重なり合い、気温が一層上昇します。この現象は特に夏季に見られ、猛暑日が続く原因となります。ダブル高気圧の影響で、気温が40℃近くに達することもあり、健康被害が懸念されます。
偏西風が北に蛇行すると、日本列島は暖かい空気に覆われやすくなります。この蛇行は高気圧の影響を受けやすく、結果として気温が上昇します。偏西風の変動は季節ごとに異なり、特に夏季には猛暑を引き起こす要因となります。
海洋熱波の影響で海面水温が上昇すると、その熱が大気に伝わり、気温が上昇します。特にエルニーニョ現象などが発生すると、海洋熱波が強まり、異常な高温が続くことがあります。これにより、猛暑日が増加し、健康リスクが高まります。
健康への影響
熱中症は、高温環境で体温調節がうまくいかず、体温が異常に上昇する状態です。特に35℃以上の猛暑日には、体温が急激に上昇しやすく、重篤な症状を引き起こすことがあります。熱中症は迅速な対応が必要で、放置すると命に関わる危険性があります。
高温環境は心血管系に大きな負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。特に高齢者や既往症を持つ人々は、猛暑の影響を受けやすく、適切な予防策が求められます。気温が上昇することで血圧が変動し、心臓や血管に過度なストレスがかかるためです。

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高温環境は精神的なストレスを増加させることがあります。
研究によれば、猛暑は自殺率の上昇や暴力犯罪の増加と関連しており、精神的な健康問題を引き起こす可能性があります。特に長期間続く高温は、精神的な疲労感や不安感を増幅させることが知られています。
高温環境での作業は事故のリスクを高めます。暑さによる疲労や集中力の低下が原因で、作業中のミスや事故が増加する傾向があります。特に屋外での作業や重労働を伴う職場では、適切な休憩や水分補給が重要です。
生活への影響
高温環境は一部の感染症のリスクを増加させることがあります。例えば、蚊が媒介するデング熱やマラリアなどの感染症は、高温多湿な環境で繁殖しやすくなります。気候変動により、これらの感染症の発生地域が拡大する可能性も指摘されています。
猛暑が続くと、エアコンの使用が増加し、電力消費が急増します。特に夜間の熱帯夜が続くと、エアコンの稼働時間が長くなり、電力需要がピークに達します。

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高温が続くと、水の消費量も増加します。特に家庭や農業での使用が増え、水不足が深刻化することがあります。これにより、地域によっては断水や給水制限が実施されることもあります。
高温は農作物の生育に悪影響を与えます。特に高麗菜や萵苣などの葉物野菜は高温に弱く、収穫量が減少することがあります。これにより、野菜の価格が上昇し、消費者の負担が増えることがあります。

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猛暑が続くと、外出を控える人が増えます。オムロンの調査によると、66.8%の人が外出頻度が減ったと回答しています。これにより、運動不足や精神的なストレスが増加することが報告されています。
高温は経済活動にも影響を与えます。特に35度を超える猛暑日には、消費者が外出を控えるため、消費活動が低下します。また、エアコンの使用増加に伴う電力料金の上昇も家計に負担をかけます。
今後の見通し
気象庁によると、今後も全国的に高温が続く見込みです。特に8月前半は広い範囲で最高気温が35℃以上の猛暑日が多くなると予想されています。
専門家は、地球温暖化の影響で高温が続くと予想しています。東京大学の中村尚教授は、地球全体が暖かくなっていることに加え、偏西風の蛇行が高温をもたらしていると指摘しています。

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熱中症対策として、エアコンの使用やこまめな水分補給が重要です。特に夜間も気温が下がらない熱帯夜が続くため、夜間の対策も欠かせません。
長期的には、地球温暖化が進行する限り、高温の頻度や強度が増すと予想されています。IPCCの報告書によれば、今世紀末には日本の年平均気温が最大4.5℃上昇する可能性があります。
公共政策としては、公共の場での冷房設備の整備や、熱中症対策の啓発が求められます。特に高齢者や子供など、熱中症のリスクが高い人々への対策が重要です。
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まとめ
猛暑は私たちの生活や健康に深刻な影響を与える可能性があります。気象条件の変化や地球温暖化の影響により、猛暑が増加する傾向にあります。そのため、適切な対策を講じることが重要です。
水分補給や適切な服装、涼しい場所での過ごし方など、熱中症や熱中症予防に努めることが必要です。また、都市部ではヒートアイランド現象が問題となっており、建物やアスファルトが熱を蓄えてしまうため、猛暑対策がますます重要となっています。
将来的にも猛暑が増加する可能性が高いため、地球温暖化対策や個人の意識改革が求められています。

