好きで始めたハンドメイド作家としての活動なのに、いつの間にかインスタの更新が義務のように感じていませんか。他の作家さんと比べて落ち込んだり、数字に一喜一憂したり、あなたの心がすっかり疲れたと感じているなら、一度立ち止まってみましょう。
その気持ち、あなた一人だけが抱えているわけではありません。多くのハンドメイド作家が、インスタとの付き合い方に悩み、心が疲れたと感じています。
この記事では、あなたがなぜ疲れてしまうのか、その原因を紐解き、燃え尽きる前に心を守るための具体的な方法を詳しくお伝えします。
自分らしいペースを取り戻し、もう一度「作るって楽しい!」と思えるヒントが、きっと見つかりますよ。
ハンドメイド作家 とは?

ハンドメイド作家とは、自分の手で作ったオリジナルの作品を販売し、お仕事にしている人のことです。趣味でアクセサリーや小物を作るのとは一線を画し、自分だけのこだわりやストーリーを込めた作品を、ビジネスとして成り立たせているのが特徴になります。
ハンドメイド作家の活動は、作品を作ることだけにとどまりません。デザインを考えて材料を仕入れ、心を込めて制作するのはもちろん、完成した作品をお客様に届けるための仕事もたくさんあります。
例えば、ネットショップを開設したり、イベントに出店して直接販売したりします。作品の魅力を伝えるために、インスタなどのSNSで素敵な写真を投稿することも、とても大切な活動のひとつです。素敵なインスタの投稿を見て、作品に興味を持つ人もたくさんいます。
ハンドメイド作家の具体的な活動内容
| 活動分類 | 内容 | 具体的な活動 | 使用ツール・場所など |
|---|---|---|---|
| 制作 | 作品を作る | アクセサリー、布小物、バッグ、陶芸、木工、編み物、キャンドル、イラストなど | – オリジナルデザイン考案- 材料の仕入れ- 手作業での制作 |
| 販売(オンライン) | 作品を売る | ハンドメイドマーケットプレイスで販売 | minne、Creema など |
| 自身のネットショップを運営 | BASE、STORES など | ||
| SNSで販売 | InstagramのDM・ショッピング機能など | ||
| 販売(オフライン) | 作品を売る | ハンドメイドイベントやマルシェへ出展 | 地域イベント会場など |
| 雑貨店・カフェなどでの委託販売 | 委託先ショップ・カフェ | ||
| 個展の開催 | ギャラリー、レンタルスペースなど | ||
| 発信 | 魅力を伝える | 写真撮影や加工による作品の魅力UP | スマホ・カメラ・編集アプリなど |
| SNSで情報発信(作品紹介、制作の裏側、世界観の共有) | Instagram、X(旧Twitter)など | ||
| 問い合わせ対応や梱包・発送 | メッセージ返信、梱包材・配送サービス利用 |
このように、作り手であると同時に、自分のお店の店長や宣伝係もこなすクリエイティブな職業です。自分の作品に責任を持ち、お客様に喜んでもらうことを目指して活動しているのが、ハンドメイド作家なのです。
「作品には自信があるのに、なぜか売れない…」そんな悩みを抱えていませんか?
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ハンドメイド作家がインスタでなぜ疲弊してしまうのか?

インスタグラムは素敵なツールですが、時として私たちハンドメイド作家を疲れさせてしまうことがあります。どうして心がしんどくなってしまうのか、その理由を一緒に見ていきましょう。
原因1:終わらないタスク地獄
ハンドメイド作家の仕事は、作品を作って終わりではありませんよね。むしろ、そこからが本番ともいえるかもしれません。完成した作品をきれいに撮影して、魅力が伝わるように写真を加工し、お客さまの心に響く文章を考えて投稿する。リール動画を作ったり、いただいたコメントやDMに返信したり、やるべきことは本当にたくさんあります。
一つひとつの作業は楽しくても、毎日となると話は別です。まるで終わりのないタスクに追われているような感覚になり、「やらなきゃいけないこと」に時間を奪われて、一番大切にしたい「作品と向き合う時間」が減ってしまうのです。創作のために始めたはずのインスタが、いつの間にか創作の時間を圧迫する。このジレンマが、じわじわと心を疲れさせていく大きな原因のひとつだといえるでしょう。
原因2:「数字」という名の呪縛
インスタを開くたびに、どうしても目に入ってくるのが「数字」です。いいねの数、フォロワーさんの数、投稿の保存数。これらの数字は、自分の作品がどれだけの人に受け入れられているかを示す指標になるため、気になってしまうのは当然のことです。数字が伸びれば嬉しいし、自信にもつながります。
しかし、この数字に心を支配され始めると、途端に苦しくなります。「前の投稿よりいいねが少ない…」「フォロワーさんが減ってしまった…」「あの作家さんはあんなに伸びているのに、どうして私は…」と、一喜一憂する毎日に。数字の増減で自分の価値まで揺らいでしまうような感覚に陥り、投稿すること自体が怖くなってしまうこともあります。
本来、あなたの作品の価値は数字だけで測れるものではありません。そのことを頭ではわかっていても、つい囚われてしまうのが「数字」という名の呪縛なのです。
原因3:他人との比較地獄
インスタは、たくさんの素敵な作家さんと繋がれる素晴らしい場所です。自分にはない世界観や技術に触れることは、とても良い刺激になりますよね。でも、その一方で、無意識に自分と他人を比べてしまい、落ち込んでしまうことも少なくありません。
「あの人の写真はどうしてあんなにおしゃれなんだろう」
「私より後から始めたのに、もうあんなに人気がある…」
「みんなすごく楽しそうに活動しているのに、私は…」
そんな風に、他の作家さんのきらびやかな部分だけを見て、自分にないものばかりを探してはため息をついていませんか。
人は誰でも、自分の活動の裏側にある努力や悩みは見せたくないものです。あなたが見ているのは、その人の一番輝いている一部分だけかもしれません。
それでも、他人と自分を比べることから抜け出せなくなると、自己肯定感がどんどん下がり、創作を楽しむ気持ちさえ失ってしまうのです。
原因4.:「好き」と「仕事」の板挟み
「好き」を仕事にするのは、多くの人の夢ですよね。ハンドメイド作家として活動を始めたあなたも、きっとそうだったはずです。最初は純粋に「作るのが好き」「自分の作品で誰かに喜んでもらいたい」という気持ちだったのに、活動を続けるうちに「売らなければ」というプレッシャーが大きくなってきます。
生活のため、材料費のため、活動を続けるために、売上はとても大切です。その気持ちが強くなると、「どんな作品が売れるんだろう」「どんな投稿をすれば買ってくれるんだろう」と、お客さまの反応ばかりを気にするようになります。
もちろん、マーケティングの視点は重要ですが、「好き」という気持ちよりも「売らなきゃ」という義務感が勝ってしまうと、創作の喜びは薄れてしまいます。「本当に作りたいもの」と「売れるもの」の間で心が揺れ動き、何のために作っているのかわからなくなる。この板挟み状態が、ハンドメイド作家を疲れさせる大きな要因になるのです。
原因5:完璧主義のワナ
作品づくりに真剣なあなただからこそ、陥りやすいのが「完璧主義のワナ」です。「常に質の高い投稿をしないといけない」「写真も文章も、一切妥協したくない」「中途半端なものは見せられない」という強いこだわりは、素晴らしい作品を生み出す原動力になります。
しかし、そのこだわりが自分自身を縛り付け、苦しめることにもなりかねません。完璧な投稿をしようと思うあまり、ひとつの投稿に何時間もかかってしまったり、結局納得できずに投稿できなかったり。毎日完璧を目指していると、心も体もすぐにエネルギー切れを起こしてしまいます。
インスタは、あなたの作品を発表する場所であると同時に、ファンの方と気軽にコミュニケーションをとる場所でもあります。少し肩の力を抜いて、「今日の作業風景」や「ちょっとした気づき」を発信するなど、100点満点を目指さない勇気を持つことが、長く楽しく続けるための秘訣かもしれません。
インスタと賢く距離を置くための5ステップ

インスタに疲れたと感じたら、それはあなたの心が「少し休みたい」とサインを出している証拠です。ここでは、罪悪感なく心を休ませ、自分らしいペースを取り戻すための具体的な5つのステップをご紹介します。
ステップ1:罪悪感なく休むための「お休み告知」
「休みたいけど、いきなり更新が止まったらフォロワーさんに忘れられちゃうかも…」そんな不安を感じる必要はありません。むしろ、正直に気持ちを伝えることで、ファンの方はあなたを応援してくれるはずです。まずは勇気を出して、「お休みします」と宣言してみましょう。
ポイントは、ネガティブにならず、前向きなメッセージを伝えることです。たとえば、こんな風に伝えてみてはどうでしょうか。
【お休み告知の例文】
「いつも温かい応援をありがとうございます。少しの間、新作の制作に集中するため、インスタの更新をお休みさせていただきます。パワーアップして戻ってきますので、楽しみに待っていてくださると嬉しいです!」
このように、理由と期間の目安(「少しの間」「〇月頃まで」など)、そして「戻ってくる」という意思を伝えることで、見ている人も安心して待つことができます。
休むことは、活動をやめることではありません。より良い作品を生み出すための大切な充電期間なのです。罪悪感を手放して、堂々とお休みを宣言することから始めてみましょう。
ステップ2:誘惑を断ち切る環境づくり
「休む」と決めたのに、つい癖でインスタのアプリを開いてしまう…なんてことはありませんか。意志の力だけで誘惑を断ち切るのは、なかなか難しいものです。そこで、物理的にインスタから距離を置くための環境を作ってしまいましょう。
一番効果的なのは、スマートフォンのホーム画面からインスタのアプリを移動させることです。フォルダの奥深くにしまったり、一時的にアンインストールしたりするのも良いでしょう。(アカウントを削除しなければ、再インストールすれば元に戻るので安心してくださいね)
加えて、プッシュ通知をオフに設定することも忘れずに行いましょう。いいねやコメントの通知が来るたびに、気になってアプリを開いてしまっては、心が休まりません。「誰かから反応があるかも」という期待から自分を解放してあげることが大切です。
最初は少しそわそわするかもしれませんが、数日もすれば通知がない状態が当たり前になります。デジタルな騒音から離れることで、驚くほど心が静かになり、自分の時間や思考に集中できるようになりますよ。
ステップ3:SNS断ちの時間を「自分を癒す時間」に変える
せっかくインスタから離れる時間を作ったのなら、その時間を有意義なものにしたいですよね。ただ何となく過ごすのではなく、「自分を癒し、成長させるための時間」という目的を持ってみましょう。インスタに使っていた時間を、意識的に自分のために使ってあげるのです。
たとえば、こんな過ごし方はいかがでしょうか。
- 創作活動に没頭する: 誰の目も気にせず、心から「作りたい!」と思う作品のデザインを考えたり、試作に没頭したりする。
- インプットの時間を増やす: 美術館や雑貨屋さんを巡って感性を磨いたり、好きな本を読んだり、映画を観たりする。
- 体を動かしてリフレッシュする: 散歩やヨガなど、軽い運動で凝り固まった心と体をほぐす。
- 溜まっていた事務作業を片付ける: 確定申告の準備や在庫管理など、後回しにしていたことを片付けてスッキリする。
大切なのは、「~しなければ」ではなく「~したい」という気持ちを優先することです。インスタから離れている時間を「空白の時間」ではなく「充実した時間」に変えることで、休み明けには心も創作意欲も満たされた、新しい自分で再スタートを切ることができるでしょう。
ステップ4:「~しなきゃ」を手放すマインドセット
インスタに疲れたと感じる背景には、「~しなければいけない」という思い込みが隠れていることがよくあります。この機会に、自分を縛り付けている考え方を見直してみましょう。少し思考を変えるだけで、インスタとの付き合い方がぐっと楽になります。
たとえば、こんな風に考え方を変えてみませんか?
- 「毎日投稿しなきゃ」 → 「伝えたいことがある時に、心を込めて投稿しよう」
毎日投稿することは素晴らしいですが、義務になると苦しくなります。投稿の「量」よりも「質」を大切にしましょう。あなたの想いがこもった投稿は、たまにしか更新されなくてもファンの心にしっかり届きます。 - 「フォロワーを増やさなきゃ」 → 「届けたい人に届けばいい」
不特定多数の人に好かれようとするのではなく、「自分の作品を本当に好きでいてくれる、たった一人の人」を思い浮かべて発信してみましょう。ターゲットを絞ることで、発信する内容も明確になり、本当にあなたを必要としている人と深く繋がることができます。 - 「完璧な投稿をしなきゃ」 → 「60点でOK。楽しむことが一番」
完璧を目指すのをやめてみましょう。少しラフな写真や、日常のひとコマも、あなたの人柄が伝わる素敵なコンテンツになります。大切なのは、あなたが楽しんで発信すること。その楽しさは、画面を通して必ず相手に伝わるものです。
ステップ5:休み明けに疲れないための新ルール作り
心と体がしっかり休まったら、いよいよ活動再開です。でも、ここで元のやり方に戻ってしまっては、また同じように疲れてしまうかもしれません。そうならないために、休み明けに疲弊しないための「新しいマイルール」を作っておきましょう。
ポイントは、無理なく続けられる「仕組み」を作ることです。
- 投稿日を決める: 「投稿は月・水・金の週3回」のように、あらかじめ曜日を決めておくと、「今日は投稿どうしよう…」と悩む時間がなくなります。
- 時間を区切る: 「インスタを見るのは朝の15分と夜の15分だけ」「DMの返信は午後3時から」など、時間を決めるとダラダラとSNSを見てしまうのを防げます。
- 予約投稿を活用する: 時間がある時にまとめて複数の投稿を作成し、予約投稿ツールを使って自動で投稿されるように設定しておきましょう。気持ちに余裕が生まれます。
- テンプレートを用意する: 投稿文の構成や、よく使うハッシュタグなどをあらかじめテンプレート化しておくと、投稿作成の時間を大幅に短縮できます。
これらのルールは、あなたを縛るものではなく、あなたを守るためのものです。自分にとって一番心地よいペースを見つけることで、インスタは「疲れる場所」から「創作活動を豊かにしてくれる心強い味方」に変わっていくはずです。
脱インスタ依存!心を軽くする3つの選択肢

インスタは強力な集客ツールですが、発信の場所がひとつだけだと、どうしても依存してしまいがちです。心が疲れたときは、インスタ以外の選択肢に目を向けてみるのもおすすめです。発信の拠点を複数持つことで、心に余裕が生まれますよ。
選択肢1:ブログやnoteで「想い」をストックする
インスタの投稿は、タイムラインですぐに流れていってしまいますよね。作品に込めた想いや、制作の裏側にあるストーリーをじっくり伝えたいなら、ブログやnoteのような文章をメインとしたプラットフォームがぴったりです。
ブログやnoteのいいところは、自分のペースで、文字数も気にせずに想いを綴れることです。たとえば、「新作に込めた特別なストーリー」や「作品が生まれるまでの試行錯誤の記録」などを記事として残しておけば、あなたのファンはもっと作品を深く知ることができます。そして、書いた記事はあなたの「資産」としてずっと残ります。
「〇〇(作品名) こだわり」などで検索した人が、あなたのブログにたどり着くこともあるかもしれません。インスタのように流れ去っていく情報ではなく、じっくり読んでもらえる「想いの置き場所」を持つことで、インスタの更新頻度に一喜一憂することが少なくなります。
選択肢2:LINE公式アカウントで「特別なファン」と繋がる
「もっと熱量の高いファンの方と、クローズドな関係を築きたい」と感じているなら、LINE公式アカウント(旧LINE@)の活用がおすすめです。LINEは、インスタのようないいねやコメントが他の人に見えることがありません。一対一、もしくは一対多のコミュニケーションが基本なので、周りの目を気にせず、よりパーソナルなやりとりができます。
たとえば、LINEに登録してくれた方限定で「新作の先行販売のお知らせ」を送ったり、「限定クーポン」を配布したり、「制作の裏側をこっそり見せる」といった特別な情報をお届けすることができます。「自分は特別扱いされている」と感じたお客さまは、あなたのことをもっと好きになってくれるでしょう。インスタは広く浅く知ってもらうための場所、LINEは深く濃い関係を築くための場所、というように使い分けることで、精神的な負担を減らしながら、効果的にファンを育てていくことが可能です。
選択肢3:オフラインの「リアルな繋がり」を大切にする
デジタルの世界に少し疲れたら、オフライン、つまり「リアルな世界」での繋がりを大切にしてみませんか。ハンドメイドイベントへの出展や、雑貨屋さんへの委託販売は、お客さまの顔を直接見て、作品を手に取ってもらえる貴重な機会です。
お客さまがあなたの作品を目の前にして「わあ、素敵!」と笑顔になってくれる瞬間や、「ずっとインスタで見てました!」と声をかけてもらえる喜びは、画面越しの「いいね」とは比べものにならないほどのエネルギーを与えてくれます。
自分の作品が誰かの心を動かしていると実感できる体験は、ハンドメイド作家としての大きなやりがいになり、創作活動を続ける上での強い支えになるでしょう。オンラインでの活動に行き詰まりを感じたときこそ、リアルな場所での温かい繋がりが、あなたの心を癒し、新たな活力を与えてくれるはずです。
まとめ
ハンドメイド作家としてインスタの運営に真剣に向き合うほど、心が疲れたと感じてしまうのは自然なことです。この記事では、疲れてしまう原因から、具体的なSNSとの距離の置き方、そしてインスタ以外の選択肢まで詳しく解説しました。
大切なのは、燃え尽きてしまう前に、あなた自身が心地よいペースを見つけることです。インスタはあくまで、あなたの素敵な創作活動をサポートするツールの一つに過ぎません。
ハンドメイド作家のあなたが、もしインスタに疲れたと感じたら、今日お伝えした方法を試して、まずはゆっくり休んでくださいね。あなたらしい輝きを取り戻し、これからも創作を楽しめるよう心から応援しています。

