岩手県花巻市で毎年9月に開催される花巻祭りは、400年以上の歴史を誇る東北地方屈指の伝統行事です。
豪華絢爛な山車、勇壮な神輿、そして伝統芸能が織りなす華やかな祭りは、地域の文化と歴史を色濃く反映しています。
この記事では花巻祭りの、深い歴史と山車の魅力と見どころや宿泊施設、駐車場などについて解説します。
伝統と革新が見事に調和した花巻祭りの魅力に迫ります。
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花巻祭りの歴史

花巻祭りの起源は、1613年に遡ります。当時、北松斎が観音祭りを始めたことが、この壮大な祭りの出発点となりました。北松斎の死後、彼を追慕する意味を込めて、命日に開催されるようになったのです。この伝統は400年以上にわたって続いており、花巻の地に深く根付いています。
江戸時代後期になると、祭りに新たな要素が加わりました。「花巻ばやし」と呼ばれる独特の音楽が演奏されるようになり、祭りの雰囲気をさらに盛り上げました。この音楽は、今日でも祭りの重要な一部となっています。
明治時代に入ると、花巻祭りはさらなる進化を遂げます。京都祇園祭の鉾に似た屋形山車が登場し、祭りの豪華さが一段と増しました。これにより、花巻祭りは東北地方でも屈指の規模と華やかさを誇る祭りへと成長しました。
花巻祭りは単なる娯楽イベントではありません。それは地域の文化と歴史を象徴する重要な行事であり、地元住民に深く親しまれています。また、この祭りは地域の伝統芸能や文化を未来へ継承する重要な役割を果たしています。世代を超えて受け継がれるこの祭りは、花巻の人々のアイデンティティの一部となっているのです。
[itemlink post_id=”23216″]花巻祭り山車の進化

花巻まつりの山車は、時代とともに大きく変化してきました。明治時代の山車は、京都祇園祭の鉾に似た屋形山車が主流でした。これらの山車は圧倒的な存在感を放ち、高さ13メートル以上にも達するものもありました。その壮大さは東北地方でも屈指のものであり、花巻の町を練り歩く姿はまさに圧巻でした。
しかし大正時代に入ると、山車のデザインに大きな変化が訪れます。電線の増加に伴い、高さのある山車が街中を練り歩くことが困難になったのです。この課題に直面した花巻の人々は、創意工夫を凝らし、現在のような低く優雅な山車へと進化させました。新しいデザインは、電線を避けるための実用性と美しさを兼ね備えており、花巻まつりの風流山車としての魅力を一層引き立てました。
現代の花巻まつりの山車はその独特の魅力で多くの人々を魅了しています。幅広で華やかな装飾が施され、夜間にはアセチレンガスの灯火で美しく照らされます。この灯火は電球やLEDとは異なり、ゆらめく炎が山車を幻想的に浮かび上がらせます。12の団体が参加し、花巻ばやしの音色に合わせて市内を練り歩く姿は、まさに壮観です。
花巻祭り山車の見どころ

花巻まつりの山車は、昼と夜で全く異なる魅力を放ちます。特に夜の花巻まつりは、アセチレンガス灯や本物の火が灯され、幻想的な雰囲気を醸し出します。これらの灯りは、電球やLEDとは異なる独特の魅力があります。ゆらめく炎が山車を美しく照らし出し、夜空に浮かび上がるその姿はまさに壮観です。
花巻まつりのもう一つの見どころは、各団体が競い合って制作する12台の風流山車です。これらの山車は、各町内の趣向を凝らしたデザインで、観る者を楽しませます。団体ごとの創意工夫が光る山車は、まつりの華やかさを一層引き立てます。それぞれの山車が持つ個性豊かな装飾や、細部にまで行き届いた職人技は見る者を飽きさせません。
風流山車の装飾は、桜の花を中心に、四季折々の花々や日本の故事をもとにした人形で彩られています。これらの装飾は祭師たちの技術と創造力の結晶であり、何世代にもわたって受け継がれてきた伝統技術の集大成です。昼間は鮮やかな色彩が目を引き、夜の灯りに照らされることでその豪華さが一層際立ちます。
山車の細部に至るまで丁寧に作り込まれた装飾を楽しむことができ、日本の伝統工芸の素晴らしさを肌で感じることができるのです。
花巻祭り神輿の魅力

花巻まつりの神輿は、その数と迫力で人々を圧倒します。2015年には、114基の神輿が一斉に展示され、ギネス世界記録を達成しました。
この偉業は祭りの歴史に新たなページを刻み、世界中の注目を集めました。多数の神輿が一堂に会する光景は、まさに圧巻であり、花巻まつりの規模の大きさと伝統の深さを象徴しています。
花巻まつりの神輿パレードは、祭りの大きな魅力の一つです。勇壮な神輿が街を練り歩く様子は、観客を圧倒し、祭りのハイライトとなっています。
神輿を担ぐ人々の掛け声や、神輿が揺れる様子は、祭りの熱気を一層高めます。この光景は、日本の伝統文化の力強さと美しさを体現しており、国内外の観光客を魅了しています。

祭りには宮神輿や樽神輿など、様々な形の神輿が参加します。これらの神輿は地域の伝統と文化を象徴し、祭りに彩りを添えています。
宮神輿は、神社の御神体を乗せた最も格式高い神輿で、その荘厳な姿は見る者を圧倒します。一方、樽神輿はより庶民的で親しみやすい雰囲気を持ち、祭りの楽しさを演出しています。
これらの多様な神輿が織りなす光景は、花巻まつりの魅力を一層深めているのです。
花巻祭り伝統芸能と踊り

花巻祭りでは、岩手県の無形民俗文化財である鹿踊や、古来より山伏修験者によって伝授された神楽権現舞が披露されます。
特に、花巻ばやしは京都祇園囃子の流れをくむ情緒豊かな音色にのせた優雅な踊りで、大勢の踊り手が前進しながら踊る姿が見どころです。
花巻ばやしは、京都祇園囃子の流れをくむ情緒豊かな音色にのせた優雅な踊りで、大勢の踊り手が前進しながら踊る姿が見どころです。
花巻祭りの開催日程

花巻まつりは、毎年9月の第2金曜日から日曜日にかけて開催される、岩手県を代表する伝統的な祭りです。
2024年の花巻まつりは、9月13日から15日までの3日間にわたり、通常通りの規模で開催される予定です。
会場は花巻市内の上町に位置する「おまつり広場」で、風流山車や神輿のパレードが行われます。
花巻祭り
— やーちゃん (@suzuneko0105) September 8, 2023
素敵すぎる✨ pic.twitter.com/z5ZDsUbyzz
花巻祭りの具体的なスケジュールと開催場所は?
花巻祭りは2024年9月13日(金)から9月15日(日)までの3日間、岩手県花巻市で開催されます。以下に具体的なスケジュールと開催場所を詳しく説明します。
・開催日:2024年9月13日(金)〜9月15日(日)
・開催時間:14時から21時開催
・開催場所:花巻中央広場ほか
◎2024年9月13日(金)

- 15:00~16:10 山車・神輿自由運行(おまつり広場)
- 16:10~16:20 花巻まつり実行委員会会長挨拶(おまつり広場)
- 16:20~17:40 神楽権現舞演舞(おまつり広場)
- 17:40~18:30 神輿パレード(おまつり広場)
- 18:30~20:00 山車パレード(おまつり広場)
- 20:00~21:00 群舞かがり火鹿踊(おまつり広場)
◎2024年9月14日(土)

- 15:00~16:10 子供神輿パレード(おまつり広場)
- 16:10~16:40 防犯隊市中パレード(おまつり広場)
- 16:40~17:40 鹿踊演舞(おまつり広場)
- 17:40~18:50 山車パレード(おまつり広場)
- 18:50~19:10 鳥谷崎神社御神輿渡御(おまつり広場)
- 19:10~21:00 一般神輿パレード(おまつり広場)
◎2024年9月15日(日)

- 15:00~15:10 花巻まつり実行委員会会長挨拶(おまつり広場)
- 15:10~16:50 山車パレード(上町〜豊沢町〜双葉町〜吹張町〜大通2丁目〜大通1丁目〜花巻駅)
- 15:40~16:40 花巻ばやし踊り(おまつり広場)
- 16:40~18:00 神輿パレード(おまつり広場)
- 18:00~19:30 山車パレード(おまつり広場)
- 19:30~20:00 大手締め(おまつり広場)
- 20:00~21:00 山車・神輿自由運行(おまつり広場)
花巻まつり屋台村と併催行事予定
花巻まつり期間中の3日間屋台村が出店されます♪
屋台村!#花巻まつり pic.twitter.com/olOlpxvONe
— マルカンビル大食堂 (@MarukanShokudo) September 10, 2023

交通手段
花巻祭りへのアクセスは以下の通りです。
- 公共交通:JR花巻駅→徒歩10分
- 車:東北道花巻南ICから主要地方道12号経由3.5km10分
祭り期間中は混雑が予想されるため早めの予約と計画的な移動をおすすめします。
花巻まつり駐車場
花巻まつりの会場周辺にはいくつかの駐車場が用意されています。花巻まつりでは臨時駐車場もあります。
例年は下記の駐車場が利用できます。
北東金属グラウンド
住所 岩手県花巻市材木町4
会場までの距離:徒歩 約10分 約850m
駐車台数 300台
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サンフィッシュイトー
住所 岩手県花巻市西大通り1-12-43
会場までの距離:徒歩 約12分約1.0km
駐車台数 100台
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北上川河川敷
会場までの距離:徒歩 約17分 約1.4km
住所 岩手県花巻市高木第16地割
駐車台数 800台
9月の三日間、花巻まつりがあった。
最終日にKと一緒に観に行った。花巻まつりを最後に観たのは、専門学校の関係で花巻にいた頃だから、○○年ぶり(秘密・汗)だ。
その頃は夕方からのパレードだけを観ていたが、今回は昼の花巻祭りも観てみることにした。車を市内に持っていっても停める場所がなさそうなので、豊沢川の河川敷に駐車した。
既にたくさんの車が駐車しており、道路に停めている車もあった。そこから橋を渡って市内にはいると、かなりの人混みであった。
昼の花巻まつりを一般客として観るのは初めてだが、出店以外は何もないのに、ものすごい人混みだ。引用:○○年振りの花巻まつり
近くにはザ・パーク上町やザ・パークマルカンビルなどがあり、事前に駐車場の場所と空き状況を確認しておくと便利です。特に祭りの期間中は混雑が予想されるため、早めの到着を心がけましょう。
祭りの混雑を避けるためには、早めの到着が推奨されます。駐車場が満車になることが多いため、公共交通機関の利用も検討すると良いでしょう。
JR花巻駅から会場までは徒歩約15分でアクセス可能です。公共交通機関を利用することで、駐車場探しの手間を省くことができます。
花巻まつりは雨天でも一部の行事が決行されます。神楽権現舞や花巻ばやし踊りは雨天でも行われることが多いです。そのため、雨具の準備をお勧めします。傘やレインコートを持参することで、雨の日でも快適に祭りを楽しむことができます。
宿泊施設
花巻市には多くの温泉宿泊施設があり祭り期間中も利用可能です。
- 花巻温泉 佳松園: 自家源泉の大浴場「とろとろの湯」が特徴で、旬の素材を使った日本料理を楽しめます。住所は岩手県花巻市湯本第1地割125-2です。Google Maps
- 游泉志だて: 豊沢川沿いに位置し、全室に源泉掛け流しの露天風呂が付いています。住所は岩手県花巻市湯口志戸平11-2です。Google Maps
- 湯川温泉 山人-yamado-: 全室貸切露天風呂があり、地元食材を使った創作料理を提供しています。住所は岩手県和賀郡西和賀町52-71-10です。Google Maps
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まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 400年以上の歴史を持つ東北地方屈指の伝統行事
- 豪華絢爛な山車の進化と魅力(昼夜で異なる姿)
- 神輿パレードとギネス世界記録達成(114基の神輿一斉展示)
- 伝統芸能(鹿踊、神楽権現舞、花巻ばやし)の披露
- 具体的な開催日程と場所、アクセス情報
花巻祭りはその長い歴史と多彩な行事で訪れる人々を魅了します。特に風流山車は、その豪華絢爛なデザインと歴史的背景から多くの観客を引きつけます。
また、神輿パレードや鹿踊り、花巻ばやし踊りなど、多様な伝統文化が一堂に会するこの祭りは、一度訪れる価値がありますね。


