お気に入りのナイロン素材のアイテム、例えばウインドブレーカーやスポーツウェアなどに施されたプリントが剥がれてしまうと、がっかりしますよね。見た目が悪くなるだけでなく、せっかくのアイテムの耐久性も損なわれてしまいます。
特に、アディダスのロゴやプーマのジャージなど、お気に入りのブランドロゴが剥がれてしまうのは避けたいものです。
この記事では、ナイロン素材のプリントが剥がれてしまった際の、ご家庭でできる修理方法を詳しく解説します。
アイロンを使った簡単な修理手順から、他の素材(ポリエステルやラバープリント)の修理方法との比較、さらには修理後の長持ちさせるケア方法や、もし自分で修理が難しい場合の信頼できる業者の選び方まで、幅広くご紹介します。
なぜ剥がれる?ナイロンプリント剥がれの原因と対策

ナイロン素材のプリントが剥がれてしまうのには、いくつかの理由が考えられます。原因を知ることで、日頃からの対策も立てやすくなります。
日常的な摩擦と洗濯のダメージ
ナイロンプリントが剥がれる一般的な原因として、日常的な摩擦や洗濯によるダメージが挙げられます。着用時にプリント部分が衣類同士で擦れたり、洗濯機内で激しく動いたりすることで、プリントが徐々に剥がれてしまうことがあります。
特に、乾燥機を高温で使用すると、プリントの剥がれをさらに加速させる要因となります。お気に入りのプリントを長持ちさせるためには、洗濯方法や乾燥方法に注意が必要です。
対策
- 洗濯ネットを使用し、裏返して洗う
- おしゃれ着洗い用の洗剤を使用する
- 漂白剤の使用は避ける
- 乾燥機の使用はできるだけ避け、陰干しにする
時間の経過による劣化
ナイロンプリントの剥がれの原因の一つに、時間の経過による劣化が挙げられます。どんな素材も長年使用すると劣化しますが、ナイロン素材とプリントを接着している部分も例外ではありません。
時間の経過とともに接着力が徐々に弱まり、ある日突然剥がれてしまうことがあります。この劣化の進行具合は、素材自体の寿命や、使用されている接着剤の品質によって左右されます。大切なプリントを長く保つためには、日頃からの適切な保管方法も重要となります。
対策
- 定期的に状態を確認し、早めの対処を心がける
- 直射日光の当たらない場所で保管する
プリント方法と接着剤の問題
製品によっては、プリント方法や使用されている接着剤の品質が低いことが、ナイロンプリントが剥がれる原因となる場合があります。特に、安価な製品では、耐久性の低いプリント方法や接着剤が用いられていることがあり、比較的短い期間でプリントが剥がれてしまう傾向があります。
長く愛用したい場合は、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも、プリント剥がれを防ぐための対策の一つと言えるでしょう。
対策
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
- 購入時にプリントの耐久性について確認する
ナイロン素材の特性
ナイロン素材そのものが持つ特性も、プリントの剥がれやすさに影響を与えています。一般的に、ナイロンは撥水性が高く、表面が滑らかであるため、他の素材と比較してプリントがしっかりと定着しにくい傾向があります。
このため、ナイロン素材へのプリントは、特別な技術や接着剤が用いられることがありますが、それでも摩擦や洗濯などの影響を受けやすい場合があります。ナイロン製品のプリントを長持ちさせるためには、より丁寧な取り扱いが求められます。
対策
- ナイロン素材へのプリントに特化した技術を持つ業者に修理を依頼する
困った!剥がれたナイロンプリント自分で直す方法(アイロン編)

もしナイロンプリントが剥がれてしまった場合でも、ご家庭にあるアイロンを使って比較的簡単に修理できることがあります。ただし、ナイロンは熱に弱い素材なので、慎重に行うことが大切です。
準備するもの
- アイロン
- クッキングシートまたは薄手の綿の布
- アイロン台
- (必要に応じて)プリント用の接着剤
修理の手順
ナイロン素材のプリント剥がれをアイロンで修理する手順です。まず、アイロンを中温に設定し、心配な場合は目立たない箇所で試します。剥がれたプリントを元の位置に正確に合わせ、その上からクッキングシートか薄手の綿布をかぶせます。

Tシャツ作成トミーズ
保護シートの上からアイロンを軽く数秒ずつ押し当て、焦らず様子を見ながら熱を加えます。アイロンを当てた後はすぐに動かさず、完全に冷えるまで待ちます。最後に、プリントがしっかり固定されているか確認し、剥がれが残っていれば再度同じ手順を繰り返してください。
アイロン修理のコツ
アイロンでナイロンプリントを修理する際のコツは、中温を厳守することです。高温は変形や損傷を招くため、必ず中温設定で行いましょう。また、プリントに直接アイロンを当てず、クッキングシートや薄手の布などの保護シートを必ず使用してください。
アイロンを当てる際は、均等に軽く圧力をかけ、一箇所に力を加えすぎないように注意が必要です。そして、アイロンをかけた後はすぐに動かさず、完全に冷えるまで動かさないことが、プリントをしっかりと接着させ、きれいに仕上げるための重要なポイントです。
ナイロン以外の素材別修理方法

ナイロン以外の素材に施されたプリントが剥がれてしまった場合も、基本的な修理方法はアイロンを使うことが多いですが、素材によって少し注意が必要です。
ウインドブレーカーのプリント
多くの場合、ウインドブレーカーの素材はナイロンやポリエステルといった化学繊維でできているため、基本的な修理方法はナイロン素材と同様に、低温でアイロンをかけるのが有効です。
ただし、製品によっては特殊な撥水加工などが施されていることがあります。そのため、修理を行う前に必ず目立たない部分で試して、生地に悪影響がないかを確認するようにしましょう。問題がなければ、前述のナイロン修理の手順に従って、慎重に作業を進めてください。
ポリエステル素材のプリント
ポリエステルは比較的熱に強い素材ですが、プリントの種類によっては高温に弱いこともあります。アイロンを使用する場合は、中温(約150℃)程度に設定し、必ずクッキングシートなどの保護シートを当てて行ってください。
また、ポリエステル素材に特化した接着剤も市販されていますので、そちらを利用するのも有効な手段です。接着剤を使用する際は、換気の良い場所で行い、取扱説明書をよく読んでから使用するように心がけてください。
ラバープリントの修理
厚みのあるラバープリントは、剥がれると目立ちやすいのが特徴です。アイロンで修理する場合は、中低温に設定し、クッキングシートなどを当てて優しく圧着してください。
剥がれが大きい場合は、ラバープリント専用の強力な接着剤の使用も有効です。接着剤を使用する際は、プリントが元の正しい位置に合うように、丁寧に位置合わせを行うことが重要です。。
プリントを長持ちさせるために

修理したプリントを長持ちさせるためには、日頃のケアが非常に大切です。洗濯の際は、必ず洗濯ネットに入れ、裏返して洗いましょう。水温はできるだけ低く設定し、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用するのがおすすめです。漂白剤の使用は避けてください。乾燥機の使用はできるだけ避け、陰干しにするのが理想的です。
高温の乾燥はプリントを傷める原因になります。保管場所は、直射日光の当たる場所や高温多湿な場所を避け、風通しの良い場所に保管することで、素材とプリントの劣化を遅らせることができます。アイロンがけは、プリント部分への直接的なアイロンがけは避け、もし必要な場合は必ず裏側から当てるか、厚手の布を当てて低温で行ってください。
信頼できる修理業者の選び方
自分で修理するのが難しい場合や、大切な衣類を修理してもらいたい場合は、専門の修理業者に依頼するという選択肢もあります。信頼できる業者を選ぶためのポイントをご紹介します。
業者選びのポイントとして、まずプリント剥がれの修理実績が豊富かどうかを確認しましょう。特に、素材やブランドロゴの修理経験があると安心です。過去の事例をホームページで確認したり、直接問い合わせるのも有効です。
次に、事前に明確な料金の見積もりを出してくれる業者を選びましょう。追加料金の可能性も確認し、安すぎる業者には注意が必要です。修理後の保証やアフターサービスの有無も確認することで、安心して依頼できます。
また、インターネット上の口コミや評判を参考に、利用者の満足度が高い業者を選びましょう。問い合わせ時の丁寧な対応も重要な判断基準となります。質問に親切に答えてくれるか、要望を丁寧に聞いてくれるかなどを確認しましょう。
プリント剥がれの修理を専門とする以下のお店をご紹介いたします。
ロゴ修復スタジオ

所在地: 〒465-0075 愛知県名古屋市名東区藤巻町1丁目2−799
電話番号: 052-734-7022
洋服やバッグ、財布などの剥がれたロゴの修復を専門とするスタジオ。プロの修復士が筆を使い丁寧に修復します。
詳しくはこちら→https://studioozz.com/
ReSew 渋谷Schott店

所在地:東京都渋谷区神南1-5-4 Schott Grand Store TOKYO内
電話番号:03-6427-0848
東京を拠点に洋服の修理、リメイク、カスタマイズを行う専門店。高い技術力と発想力で持続可能な資源の有効活用を推進しています。
詳しくはこちら→https://www.resew.tokyo/access/
千葉プリ

所在地:千葉県千葉市花見川区千種町107-31
電話番号: 043-250-5388
Tシャツなどのプリント修正を行う企業向けサービスを提供。プリントの剥がれや割れの修正を手掛けています。
詳しくはこちら→https://print-create.com/
ジョーズ修理

所在地:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5丁目34−1
電話番号:03-5615-3668
幅広いアイテムの修理を行う専門店。30年以上の経験を持つ職人が細部までこだわった修理を提供しています。
詳しくはこちら→https://joes-repair.com/
これらの店舗がプリント剥がれの修理を行っています。詳細やお問い合わせは各店舗の公式ウェブサイトをご確認ください。
まとめ
ナイロン素材のプリント剥がれは、適切な方法を知っていれば、ご家庭でも修理が可能です。大切なのは、素材の特性を理解し、焦らず丁寧に行うことです。もし自分で修理が難しいと感じたら、信頼できる専門業者に相談することも考えてみましょう。
お気に入りのプリントが蘇れば、アイテムへの愛着も一層深まるはずです。この記事でご紹介した方法を参考に、ぜひ大切なアイテムを長く大切にしてくださいね。
この記事のポイント
- ナイロンプリントの剥がれは、摩擦、洗濯、経年劣化、素材の特性などが原因で起こります。
- アイロンを使った修理は、低温設定と保護シートの使用が重要です。
- ポリエステルやラバープリントなど、他の素材の修理も基本的な方法はアイロンですが、素材に合わせた温度設定や接着剤の選択が大切です。
- 修理後の適切なケア(洗濯方法、乾燥方法、保管方法)が、プリントを長持ちさせるためには不可欠です。
- 自分で修理が難しい場合は、実績があり信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。料金体系、保証、口コミなどを確認しましょう。

