サステナブルホテルとは?地球にも人にもやさしい新しい宿泊のかたち

サステナブルホテルとは、地球の未来を考えながら快適な旅を楽しめる、次世代のホテルのことです。
エネルギーの使い方やゴミの出し方、地元とのつながりなどに配慮した「人にも自然にもやさしい宿泊体験」が注目を集めています。
ただの流行ではなく、環境問題に向き合うための“これからの当たり前”になりつつあります。

この記事では、初心者にもわかりやすく「サステナブルホテルとは何か?」という基本から、日本国内の実例までを丁寧に紹介していきます。

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サステナブルホテルとは?

サステナブルホテルとは、「環境への負荷を減らしながら、人と地域にもやさしい」ホテルのことです。
これまでのような“贅沢のための宿”ではなく、“地球と調和する滞在”を目的としています。

たとえば、こんな特徴があります。

  • 電気をソーラーパネルなどでまかなう
  • シャンプーや石けんなどをプラスチックではなく自然素材にする
  • 地元の野菜や魚を使ったごはんを出す
  • ごみをできるだけ減らしてリサイクルする
  • 働くスタッフの健康や働き方にも配慮する

つまり、表面だけの「エコっぽさ」ではなく、ホテルそのものの考え方やしくみが環境と社会にやさしいのです。

旅行中のちょっとした行動や選択が、地球に良いことにつながる…。そんな体験ができるのが、サステナブルホテルの魅力です。

サステナブルホテルが注目されている

サステナブルホテルが注目されるようになった背景には、私たちの暮らしと深く関わる環境問題の深刻化があります。

近年では、地球規模で気候変動が進行し、異常気象による自然災害の増加や、海洋に流れ込む大量のプラスチックごみ、さらには化石燃料に依存したエネルギーの使いすぎなど、さまざまな課題が世界中で顕在化しています。

こうした現実を受けて、旅行という非日常の時間においても、「できるだけ環境に負担をかけず、自然と調和した行動をとりたい」と考える人が年々増えてきています。

実際、世界的な旅行予約サイト「Booking.com」が2021年に行った調査では、旅行者の約81%が「今後はサステナブルなホテルに泊まりたい」と回答しました。

これは、多くの人々が単なる快適さだけでなく、環境への配慮や社会への貢献を重視しはじめていることを示しています。

こうした意識の変化に応えるように、ホテル業界でもサステナブルな運営方針を本格的に取り入れる動きが急速に広がっています。

設備やサービスの見直しはもちろん、再生可能エネルギーの導入、地域との連携、廃棄物の削減など、多方面にわたる取り組みが進められています。

つまり今、サステナブルホテルに宿泊するという選択が、「地球にやさしい旅をする」という新しい価値観として、多くの旅行者の間で当たり前になりつつあるのです。

サステナブルホテルが取り組む主な活動とは?

サステナブルホテルと名乗るには、それ相応のしっかりとした理由や取り組みが求められます。

単に「電気を少し節約しています」といった一時的で表面的な対策だけでは、真のサステナブルとは言えません。

重要なのは、施設全体の運営方針やサービスが、長期的に見て環境や地域社会にやさしく、持続可能であるかどうかという点です。

エネルギーや資源の使い方、ごみの処理方法、従業員の働き方、地域との関係性など、あらゆる側面で継続的に配慮されていることが必要なのです。

以下は主な取り組みです。

● アメニティを自然素材に切り替える

サステナブルホテルでは、アメニティを環境にやさしい自然素材へと切り替える取り組みが進んでいます。

たとえば、これまでプラスチック製が主流だった歯ブラシやコットン、ヘアブラシ、クシといった備品を、竹や紙、とうもろこし由来のバイオ素材などに置き換えることで、廃棄後の環境負荷を大きく減らすことができるのです。

さらに、アメニティを最初から全室に置くのではなく、宿泊者が「必要な分だけ選んで受け取る」という提供スタイルを導入するホテルも増えてきました。

これにより、無駄なごみを減らすだけでなく、旅行者自身が環境に配慮する意識を自然に持てるような工夫がなされています。

● 再生可能エネルギーを使う

再生可能エネルギーを取り入れるホテルが、近年ますます増えてきています。

たとえば、ソーラーパネルで太陽の光を電気に変えたり、風力発電や地熱エネルギーを活用して、自然の力から自分たちで電力をまかなう仕組みを整えているのです。

こうした取り組みによって、化石燃料に頼らず、クリーンなエネルギーでホテルを運営することが可能になります。

結果、二酸化炭素(CO₂)の排出量を大きく抑えることができ、地球温暖化の進行を防ぐうえでも非常に効果的な方法だといえます。

● ゴミのリサイクル・アップサイクル

サステナブルホテルでは、ゴミをただ捨てるのではなく、リサイクルやアップサイクルといった工夫を通じて再利用する取り組みが進められています。

たとえば、使い終わった食材の残りや紙類、プラスチック容器などを細かく分類し、再資源化できるものはリサイクルへ、食品廃棄物は堆肥として土に還すなど、環境への負担をできるだけ減らす工夫がされています。

さらに、一部のホテルでは、廃材となった木材や布などを活用して家具やインテリア雑貨を手作りする「アップサイクル」にも力を入れています。

● 地元とのつながりを大切にする

地元とのつながりを大切にする姿勢も、サステナブルホテルに欠かせないポイントです。

その地域でとれた野菜やお肉、魚介類などの食材を使って料理を提供する「地産地消」の考え方が広まり、食を通じて土地の魅力や季節の恵みを感じられるようになっています。

さらに、地元の伝統工芸品や民芸品を客室や共用スペースに取り入れることで、地域の文化や歴史に触れられる機会をつくっているホテルもあります。

こうした取り組みは、旅をより深く味わえる体験にすると同時に、地元経済の活性化や文化継承にもつながっており、まさに「人と地域が共に生きる」宿泊スタイルといえるでしょう。

● 外部の認証を取得している

外部の認証を取得しているホテルも増えてきており、その取り組みの信頼性が客観的に証明されています。

建物の環境性能を評価する「LEED認証」や、日本独自のエコホテル認証である「BIO HOTELS JAPAN」などが代表的です。

これらの認証は、単なる見た目や一時的な取り組みではなく、エネルギーの使い方や廃棄物処理、地元との関係づくりまで、幅広い項目で基準をクリアする必要があります。

こうした認証を受けているホテルは、実際にサステナブルな運営を継続的に行っている証ともいえるのです。

宿泊者にとっても安心して選べる一つの目安になります。。

実際に泊まれる!日本国内のサステナブルホテル

ここでは、日本国内で実際にサステナブルな滞在ができるホテルを紹介します。

【北海道】オーベルジュ エルバステラ|自然と調和した滞在体験

オーベルジュ エルバステラ

北海道の自然に囲まれたこの宿は、「BIO HOTELS JAPAN」の認証を取得。
地元の食材を生かした料理や、自然の音を楽しめる客室が魅力です。
必要な分だけ提供されるアメニティや、テレビを設置しないスタイルなど、「静けさとやさしさ」に満ちた宿泊が楽しめます。

・所在地:〒071-0734 北海道空知郡中富良野町鹿討農場
・TEL:0167-44-3671 (受付11:00 ~ 15:00)

【アクセス】
JR富良野駅よりタクシーで約10分
富良野スキー場より車で約15分
麓郷地区(北の国からロケ地)より車で約30分
旭川空港より車で約50分
美瑛町青い池より車で約50分
旭山動物園より車で約70分

・駐車場:あり(無料)
・HP→https://www.erbastella.com/

【京都】GOOD NATURE HOTEL KYOTO|街なかでもエコな旅を実現

GOOD NATURE HOTEL KYOTO

市街地にありながら、自然派志向を徹底したホテル。
化学物質を抑えたアメニティ、再利用可能な容器、エコプログラムの実施などが評価され、WELL認証ゴールドを取得しています。
オーガニック食品やコスメを扱うショップも併設されていて、滞在以外の時間も豊かになります。

・所在地:〒600-8022 京都府京都市下京区河原町通四条下ル稲荷町2丁目318番6
・TEL: 075-352-6730

【アクセス】
阪急京都線京都河原町駅の4番出口から徒歩2分
京阪本線祇園四条駅の3番出口から徒歩5分

・名神高速道路をご利用の場合、京都南ICより約30分
・名神高速道路をご利用の場合、京都東ICより約30分

・駐車場:(GOOD NATURE STATION 駐車場)

収容台数約200台

料金

【ホテル宿泊(P1)で駐車場をご利用の場合】
1泊(当日13:00~翌日13:00)3,000円 
※時間外:最初の1時間600円、以降300円/30分
・HPhttps://goodnaturehotels.com/ja/home-ja/

【山形】スイデンテラス|水田に浮かぶような建物で過ごす

スイデンテラス

山形県の田園地帯にあるスイデンテラスは、建築家・坂茂氏による設計で話題に。
自然との一体感を大切にし、無農薬野菜を自社農園で育て、それを料理に使っています。
スローフードの考えを取り入れたレストランでは、丁寧に作られた一皿一皿が味わえます。

・所在地: 〒997-0053 山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23−1
・TEL:0235-25-7424

【アクセス】
庄内空港より連絡バス「サイエンスパーク下車」徒歩1分、鶴岡駅より車で5分
JR鶴岡駅から、タクシーで10分
山形自動車道 鶴岡ICから、車で10分
日本海東北自動車道 鶴岡西ICから、車で20分

・駐車場:150台(無料)
・HPhttps://suiden-terrasse.com/

【長野】カミツレの宿 八寿恵荘|心も体も整える滞在

カミツレの宿 八寿恵荘

信州の自然に抱かれたこの宿は、日本でも早い時期からエコホテルを目指してきました。
オーガニックコットンの寝具や、自社農園の無農薬野菜、薬草風呂などが用意されていて、心と体をリセットできます。
長期滞在にもおすすめの癒しの宿です。

・所在地:〒399-8604 長野県北安曇郡池田町広津4098
・TEL:0261-62-9119

【アクセス】

大糸線信濃松川駅からタクシーで約30分
車/中央・長野自動車道~安曇野IC~大町白馬方面約30分

・駐車場:あり
・HPhttps://yasuesou.com/

サステナブルホテルに泊まることが意識を変える

サステナブルホテルに宿泊することは、私たちの意識を大きく変えるきっかけになります。

どのホテルを選ぶかという小さな選択が、実は環境や地域社会への関わり方に対する考え方を見直す第一歩になるのです。

サステナブルホテルでは、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの活用、地元の食材や伝統文化を取り入れたサービスなど、目に見える形で持続可能な工夫がなされています。

これらの体験を通して、ただ「泊まる」だけでなく、「どんな社会を選びたいか」を感じ取れるようになるのです。

たとえば…

  • 地元の生産者の話を聞く機会がある
  • ごみを分別するだけでなく、その意味を学べる
  • 地域の文化や暮らしにふれる体験ができる

こうした時間を通じて、「環境にやさしいってどういうこと?」を自然に理解できます。
旅行から帰ってからも、マイバッグを持ち歩いたり、地元の食材を選んだりと、行動が変わっていくきっかけにもなります。

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まとめ

サステナブルホテルとは、快適さとやさしさを両立した“これからの宿泊のかたち”です。
環境への負荷を抑え、地域と共に歩む姿勢を持つことで、旅の満足度も大きく変わってきます。

宿泊先を選ぶとき、「このホテルは地球にやさしいかな?」と少しだけ考えてみてください。
その小さな選択が、未来への大きな一歩になります。