コロッケはおかずか?それともおやつか? 日本人の食文化におけるコロッケの立ち位置

コロッケはおかずか? それともおやつか? この論争はなぜかくり返し起こって盛り上がります。

コロッケがおかずになるか否かという論争について歴史や文化、旨味や魅力の観点から考察してみました。

いったいなぜコロッケは人の心を熱くさせるのか? 今回はこのお題を掘り下げてみたい。

コロッケ好きの方もそうでない方もぜひ読んでみてください。

コロッケの歴史は日本の洋食の歴史

コロッケはフランス料理のクロケットがルーツと言われているが、日本に伝わったのは明治時代の文明開化の中でだった。

当時は富裕層向けにレシピが公開されていたが、日本で乳製品の加工技術が普及していなかったためポテトを使ったコロッケが発明されたとされている。

ポテトコロッケは戦前から庶民のおやつとして販売されていました。

老舗として知られるのが1927年創業の東銀座「チョウシ屋」です。

レストラン勤務経験がある創業者が庶民的にしようとホワイトソースをポテトに変えて評判になりヒットました。

その後精肉店や惣菜店でコロッケが販売されるようになり肉屋のコロッケはうまいという世評が定着したようです。

チョウシ屋店舗基本情報

銀座にあるチョウシ屋は、「元祖コロッケサンド」のお店として昭和2年に銀座の地で創業し、今なお愛されるお惣菜やサンドイッチのお店。銀座の一等地にありながら昭和の風情を残す佇まいと、美味しすぎるお惣菜やサンドイッチが魅力的。昭和を感じる佇まいが最高にイカしてる。

店名:チョウシ屋(ちょうしや)

営業時間:11:00~14:00 16:00~18:00(売切れ仕舞い)

定休日:土曜日、日曜日、月曜日

TEL:03-3541-2982

支払い方法:カード、電子マネー不可

住所:東京都中央区銀座3-11-6

交通手段
・東京メトロ銀座線銀座駅徒歩3分
・東銀座駅A7出口徒歩2分

コロッケの普及

コロッケは大正から昭和にかけての洋食大衆化の中で都市部の日本人に広く普及した。

今日では家庭で調理されるほか、精肉店などでお惣菜としても販売されており非常にポピュラーな料理となっている。

トッピングとして立ち食いそば・うどん店やカレーライス店で使われるほか、サンドイッチや惣菜パン、卵とじの具として用いられることもあり広く親しまれている。

コロッケの歴史は、日本の洋食の歴史と重なる。

西洋の食文化を取り入れながら日本人の好みや環境に合わせてアレンジしていった結果、日本独自のコロッケが誕生したのだ。

コロッケは旨味の宝庫!

コロッケは、なぜおいしいのだろうか? 

その答えは旨味にある。コロッケには、さまざまな旨味成分が含まれているのだ。

旨味とは、味覚の一つで、アミノ酸や核酸などの化合物が舌の味蕾に働きかけることで感じる味のことだ。

旨味は、食欲を増進させたり、満足感を高めたりする効果がある。

旨味は、食材の持つ自然な味である自然な旨味と、調味料や加工によって生じる人工的な旨味に分けられる。

コロッケには、どちらの旨味も豊富に含まれている。

まず自然な旨味としては、ジャガイモやミンチ、タマネギなどの食材が持つアミノ酸が挙げられる。

ジャガイモには、グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸が含まれており、これらはコクや甘みを感じさせる旨味成分だ。

ミンチにはアミノ酸の王様と呼ばれるグルタミン酸が豊富に含まれており、肉の旨味を感じさせる。

タマネギにはアリシンという硫化アリルという化合物が含まれており、これは加熱すると分解されてアミノ酸や硫化物になり、甘みや香りを出す。

次に人工的な旨味としては油や塩などの調味料や加工が関係する。

油は油脂の旨味を吸収し、揚げ物の香ばしさやサクサク感を出す。塩は味覚の感度を高め、他の旨味成分の味を引き立てる。

加工としては衣や揚げることによるメイラード反応が重要だ。衣は小麦粉や卵やパン粉などにも旨味成分が含まれており、揚げることでさらに香りや色が出る。

メイラード反応とは、糖とアミノ酸が加熱されることで複雑な化学反応を起こし、焦げ目や香ばしい香りなどコクのある味を生み出す現象です。

ジャガイモやミンチ、タマネギなどの食材の自然な旨味と、油や塩などの調味料や加工による人工的な旨味が相乗効果を生み出しておいしさを高めます。

コロッケは微妙な立ち位置が魅力

コロッケはおかずになるか否かという論争には、コロッケの手間や価値、カロリーなどに関する感覚の違いが関係していると考えられる。

コロッケは庶民の食べ物としても、ごちそうとしても、おやつとしても楽しめる多面的な料理であるが、その微妙な立ち位置が魅力ですね。

コロッケは手間がかかる料理です。自分で作ると非常に時間と労力が必要だが、外で買うと100円くらいで買えてしまう。

このギャップはコロッケの価値観に少なからず影響を与えているようだ。

自分で作る人はコロッケを主菜として扱い、大切に食べる。外で買う人はコロッケを副菜やおやつとして扱い気軽に食べる。

この違いは、地域や家庭によってもいろいろあり異なります。

コロッケはカロリーが高い料理で、ジャガイモやミンチや油などの炭水化物や脂質が多く含まれています。これはコロッケの健康観に影響を与えているのでしょう。

カロリーを気にする人はコロッケを控えめに食べるか、食べないかもしれない。

カロリーを気にしない人はコロッケを思い切り食べるかもしれません。この違いは年代や性別によってもことなってきます。

コロッケは好き嫌いが少なく気軽に食べられますね。ジャガイモやミンチ、タマネギなどの食材は、日本人の味覚に合っているんだと思います。

口コミ

まとめ

コロッケは日本の洋食の歴史と重なる料理であり、さまざまな旨味成分が含まれています。

しかし、コロッケが主菜として食べられるかどうかは、地域や個人によって意見が分かれところですね。

この論争はコロッケの手間や価値、カロリーなどに関する感覚の違いによるものだと考えられます。

コロッケは庶民の食べ物としても、ごちそうとしても、おやつとしても楽しめる多面的な料理であるが、その微妙な立ち位置が魅力でもあるのだ。

コロッケの多様化はその製法からも、どんどん進化すると思う。将来、どんなコロッケ出現するのかとても楽しみです。