カセットコンロの火がつかない?解決法教えます!

カセットコンロは、日常生活やアウトドアでの料理に欠かせない便利な道具です。

しかし、突然火がつかなくなった経験はありませんか?原因がわからず困ったことはありませんか?

そこで今回は、カセットコンロの火がつかないときの原因や対処法、簡単な解決方法を紹介します。

カセットコンロを安全に快適に使うために、ぜひ参考にしてください。

カセットコンロの火がつかない主な原因と対処法

カセットコンロが点火しない主な原因

  • カセットボンベが正しくセットされていない
  • カセットボンベのガス切れ
  • コンロの着火部分の詰まり
  • 安全装置が働いている
  • 気温が低い
  • 点火プラグのズレ
  • 電池が切れかかっている
  • 点火プラグの汚れ
  • 電極部の汚れ

カセットコンロを使おうとしたら、火がつかないことがあります。まずはカセットボンベがしっかりとセットされているか確認しましょう。

つまみが「消」の位置になっていると、ガスが出ません。カセットボンベの凹部とカセットコンロの凸部を合わせて、カチッと音がするまで押し込みましょう。ガスを出すためのつまみをひねっても、ガスが「シュー」という音を立てない時は、ガスボンベが詰まっている可能性があります。

大きな調理器具や蓄熱性のある調理器具を上に置くと、安全装置が作動することがあります。ボンベが加熱されて内部温度が上昇すると、ガスが自動的に停止するように設計されているからです。 この場合は常温に戻したボンベを新たにセットし、カセットコンロにあるリセットレバーや赤いボタン(リセットボタン)を押して、安全装置を解除してください。

気温が約5℃以下になると、火がつかないことがあります。これは、カセットボンベが気温10℃以下になると気化が難しくなるためです。 暖める方法としては、両手でガス缶を包み込むようにして、体温で暖めることをおすすめします。 絶対にストーブなどで暖めないでください。

カセットコンロの電池で点火するタイプの場合は、電池がなくなるとどうやっても火がつきません。その時は、早めに電池を交換してくださいね。

ツマミを回してガスが出ているのに火がつかない時は、点火プラグの位置がずれている可能性があります。バーナーの隣にある針金状の電極部分が、ガスバーナーから火が出る部分の中心から3mm以内にあることを確認してください。

点火プラグを調整するために指やペンチを使う場合は、電極部分に指が触れないように注意しながら点火してみてください。もし点火プラグの位置が問題であれば、これで火がつき、問題が解決するはずです。

記事のポイント

1️⃣カセットコンロの火がつかない主な原因と対処法
2️⃣ カセットコンロの火力調整方法

3️⃣ カセットコンロの手入れ方法

4️⃣ カセットコンロのこんな使い方は危険!

5️⃣カセットコンロの火がつかない総括

カセットコンロの寿命や耐久年数は?

カセットコンロは、鍋料理やアウトドアなどで大活躍する便利な道具ですよね!一度手に入れたら、できるだけ長持ちさせたいものです。

カセットコンロの寿命や耐久年数は、メーカーによって少し異なりますが、 だいたい10年くらい と言われています。

カセットコンロには、ガスボンベを差し込むところに、ゴムパッキンという部品がありますが、これが割れたり変形したりすると、10年たっていなくても交換する必要があります。

また、10年以上使っている場合や、あまり使っていない場合でも、安全のために新しいものに買い替える方が良いでしょう。

いつ買ったか覚えていない場合は、カセットコンロに貼ってあるシールに、「製造年月日」が書かれていますので確認してみてくださいね。

シールには、何月何日というようには書かれておらず、例えば「18.05‐A1168752」などという数字の並びになっていますが、これは「2018年の5月に製造された」という意味です。

使用頻度やメーカーに関わらず、定期的に買い替えることをおすすめします。 また、カセットボンベも約7年が使用期限です。そうしないと、ガスが漏れてしまって危険なので気をつけてくださいね!

カセットコンロの火力調整方法

火力調整方法には以下のようなものがあります。

カセットコンロの火力は、つまみを「点火」方向に回すと強く、「消」方向に回すと弱くなります。通常、カセットコンロの火力は強火・中火・弱火の3段階で調節できます。中火は2段階調節可能な場合もあります

◼ 火力調整ボタン:カセットコンロによっては+・-や数字で表示されたボタンがあるものがあります。このボタンで火力を変えることができます。

◼調理器具の蓋:蓋をすることで火力を下げることができます。 逆に蓋を外すことで火力を上げることができます。

◼火力調節用ガスバーナー:火力調整機能がない場合は、別途購入したガスバーナーを使うことで火力を調整することができます。

カセットコンロの手入れ方法

カセットコンロは使用前後に適切なお手入れをすることで安全に使えます。お手入れ方法は以下の通りです。

カセットコンロの寿命を無限に延ばすことは不可能ですが、適切なお手入れを怠ると、その寿命を早めてしまうことは間違いありません。寿命を最大限に引き延ばしたいのであれば、日頃から丁寧なお手入れが必要です。

特に、使用後は汚れを落とし、水分をしっかりと取り除くことが重要です。汚れや水分を放置すると、故障や錆の原因となるため毎回のお手入れを忘れずに行いましょう。

カセットコンロのこんな使い方は危険!

カセットコンロの使用方法について、安全性を確保するために再確認することは重要です。自分が正しく使っていると思っていても、実は危険な使い方をしている可能性があります。安全のために、もう一度使用方法を見直してみましょう。

危険な使い方は以下のようなものがあります。

IH調理器の上での使用

IH調理器の上でカセットコンロを使用したり、ボンベを置いたままにすることは避けてください。何かの拍子にIH調理器が作動し、カセットボンベが過熱して爆発する可能性があります。また、魚焼きグリルなども排気口から熱が出て爆発の危険性があります。IH調理器の平らなスペースは鍋以外の物品を置かないようにしましょう。

五徳を逆さまにして使用する

これは「うっかり」ミスですが、カセットコンロの五徳を逆さまにして使用すると、炎がコンロ内部に入り込み爆発事故を引き起こすことがあります。コンロを収納する際に五徳を逆さまにしている方も多いでしょう。使用する前には必ず五徳の向きを確認しましょう。

大型の調理器具を使用する

コンロ全体を覆うような大型の調理器具は使用しないでください。熱がこもりやすくなり、鍋底がカセットボンベを温めて爆発する危険性があります。全体を覆うほど大きくなくても、カセットボンベ上に調理器具が乗っている状態でも同じリスクがあります。

複数のコンロを並べて使用する

先程と関連しますが、大きな鉄板などを置くために複数のコンロを並べて使用すると、爆発事故が起こることがあります。これは、鉄板下のボンベが全体的に温められるためです。このような使い方は絶対に避けてください。複数の鍋を同時に調理するために複数のカセットコンロを使う場合も、コンロ同士が接触しないよう注意しましょう。

セラミックや石綿付きの魚焼き器を使用する

火力調整が効率的なセラミックや石綿付きの魚焼き器や焼き網をカセットコンロで使用すると、カセットボンベが過熱して爆発する可能性があります。陶板製の調理プレートも同様です。

調理以外での使用

稀に木炭や固形燃料等の火起こしにカセットコンロを使っている方もいます。これはカセットボンベを過熱させる原因となり、非常に危険です。カセットコンロは調理以外の目的で使用しないでください。

家具やカーテン、壁等近くでの使用

カセットコンロ周辺に可燃物がある場合や、熱源から遮断された場所で使用すると、引火やカセットボンベの過熱・爆発の原因となります。家具やカーテン、壁等からは最低でも15cm以上離して使用しましょう。

カセットボンベの取り付け方

カセットボンベを正しく取り付けずに使うとガス漏れが発生し、火災の原因となります。ボンベの上部、先端部にある切れ込み(凹部)を、コンロのボンベ受けの凸部としっかり合わせて取り付けてください。

古いカセットコンロやカセットボンベの使用

カセットコンロもカセットボンベも経年劣化します。古いコンロはガス漏れのリスクが高くなりますし、古いボンベはサビ等によりガス漏れが発生する可能性があります。そのまま使用するのは危険なため、カセットコンロは製造年月日を確認して10年を目安に新品に交換し、カセットボンベは製造日から約7年以内の使用が目安です。缶底に製造年月日が記載されていますので確認してから使用してください。また、約7年以内でもサビがあるものは使用を避けてください。

車内やテント内での使用

アウトドアでカセットコンロを使用する際は、車内やテント内等の狭い密閉空間での使用は避けてください。換気不足の場所で使用すると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒や酸欠を引き起こす可能性があります。ガス式のバーナーやランタン等も同様です。

このように、ついつい感覚的に使ってしまうことが多いと思います。使い方を少し間違えるだけで火災や爆発を引き起こす可能性がある危険な側面もあります。注意しなければ事故のリスクも増えるということです。

カセットコンロの火がつかない総括

記事のポイントをまとめます。

  • カセットコンロが火がつかない原因は、カセットボンベのセット不良、ガス口の汚れ、点火装置や安全装置の故障などがあります。
  • カセットコンロの寿命は、製造から約10年とされています。
  • カセットコンロの火力調整方法には、火力調整ボタン、調理器具の蓋、火力調節用ガスバーナーなどがあります。
  • 寿命を最大限に引き延ばしたいのであれば、日頃から丁寧なお手入れが必要です。
  • カセットコンロの使用方法は、安全性を確保するために再確認することは重要です。

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